プライマリーコースについて:平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業

プライマリーコース

みなさんこんにちは。このブログを読んでいる人の中には今後国連で働いてみたい、という方もいるのではないでしょうか。国連への入り方は残念ながら簡単ではありません。私も大学生のころから憧れを持っていましたが、30代前半にようやく入ることができました。今から振り返ってみると「あの時こうすればよかった」と思うこともあるので、これから国連を目指している方の役に立てれば嬉しいです。

さて、前回紹介した外務省が実施する平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業のプライマリーコースについて書きたいと思います。この事業は外務省の委託事業で広島平和構築人材育成センター(HPC)が実施しています。国際機関における平和構築・開発分野でのキャリアを構築する強い意志を持った人々(日本人10名程度、外国人10名)を対象に、約5週間の実践的な国内研修と、UNV(国連ボランティア)としての1年間の海外派遣(日本人研修員のみ対象)を提供する研修コースです。参加費用を約30万円支払う必要がありますが、国連でのキャリア始めたい人にとってはコスパはかなり高いです。また、この研修を通してできるネットワーク(特に同期)は今後の国連や人道支援・開発業界でのキャリア形成に必ず役に立ちます。因みに私もプライマリーコースの出身です。

国内研修では、分析、計画立案、調整、マネジメント、安全管理等を約20人の同期と共に学び、講師陣は主に現役国連職員や過去に国連で長い経験を持つ人々が担当します。かなり豪華な講師陣から学べます。特に元ユニセフで長年人事を担当していた玉内みちるシニア・アドバイザーが担当する面接対策、P11(国連に応募する際最も準備に時間がかかる職務経歴書)対策は圧巻で、前者は国連独特の質問であるCompetency Based Interview (CBI)の解説や、希望すれば複数回の個別の実践対策、後者も書類が仕上がるまで複数回推敲してもらえます。これらの対策はアドバイスがないと何が正解なのか分からないので、私はこれが一番良かったと感じました。同期も同じ意見の人が多いです。

海外研修では1年間UNV(国連ボランティア)として国際機関で実務経験を積むことができます。特に国連での勤務経験が無い人にとって(私もそうでした!)、国連は習うより慣れろのカルチャーなので、この1年で内部事情や物事の進め方が理解できるのはとても良い機会です。また、JPO等でいきなり国連に入った場合、右も左も分からない中での勤務開始になるので、プライマリーコースで事前に1年間UNVとして経験を積んでおくとスタートダッシュを切れます。派遣先実績はUNDP, UNICEF, WFP, UNHCR等約25の国際機関への実績があります。

UNVでの経験があるとJPOにも合格しやすくなるので、いきなりJPOが厳しい場合は先ずはプライマリーコースで経験を積んで、JPOに挑戦するのも良いでしょう。私も3回JPOに落ちた後、プライマリーコースに参加し、4回目の受験で合格しました。UNVとして派遣中の待遇は別記事に書きますが、生活には困らない程度のお金が貰えます。

広島平和構築人材育成センター(HPC): https://peacebuilderscenter.jp/

 

コメント

  1. […] 駐日事務所を除いて国連でのインターンは基本的に日本人はいないと思っておいた方が良いでしょう。ですので同僚や上司とのコミュニケーションや、業務を進める上での英語力は必須です。具体的な指標はありませんが、外務省の平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業のプライマリーコースで求められる英語力がTOEFL iBT 90点/ IELTS 6.5/ TOEIC 900点なので、これを目指して勉強することをお勧めします。英語でのコミュニケーション能力を高めるという意味や、英語「で」学ぶという意味で留学をして力を付けるの良いでしょう。 […]

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