プライマリーコースの海外派遣延長を目指す上で押さえておきたい6つのポイント

プライマリーコース

みなさんこんにちは。このブログを読んでいる人の中には今後国連で働いてみたい、という方もいるのではないでしょうか。国連への入り方は残念ながら簡単ではありません。私も大学生のころから憧れを持っていましたが、30代前半にようやく入ることができました。今から振り返ってみると「あの時こうすればよかった」と思うこともあるので、このブログではこれから国連を目指している方の役に立つような情報を発信しています。

今回は私がプライマリーコースの研修員だった時に良く分からなかった海外派遣の延長可否について書きたいと思います。結論から言うと延長はできますが、プライマリーコース研修員としてはできません。「どゆこと??」という声が聞こえてきそうですね(笑)。先ず、プライマリーコースは日本政府が研修員の給与等諸経費を負担し、国連機関にUNVを1年間派遣する制度です。なので、日本政府の支援の下行う海外派遣期間は1年のみです。ですが、研修員はUNVとして派遣されるので、所属先国連機関があなたの人件費、諸経費を負担するのであれば、延長することができます。私の場合も半年ほど延長してもらいました。次の就職先が1年後にきっかりと見つかるケースは稀だと思うので、満足の行く就職先を見つけるためにも延長を目指すことはおすすめです。

海外派遣延長を目指すうえで押さえておきたい6つのポイント

1.上司に自身の能力をアピールする

有能な人材であれば上司は手放したくありません。1年の海外派遣を経て研修員の業務知識はかなりのものとなっています。新たな人を雇っても現在いる研修員ほど優秀かどうかは分かりません。なにより、新規採用すると担当するスペシフィックな業務の知識や経験はゼロからなので、戦力になるまである程度時間がかかります。UNVの人件費は正規職員やコンサルの人件費より安いので、研修員を引き留める理由は十分あります。ここで大切なのは「アピールする」という点です。いい仕事をしていても上司に認識されていない、といったことが無いように自身のビジビリティをしっかりアピールして下さいね。

2. 自分がいないと上司が困る状況をつくる

海外派遣中は積極的に仕事に取組み、幅広い業務に取り組みましょう。特に任期の残り1/4になったら所属プロジェクトの中核となる業務で活躍しましょう。そうすると、研修員が抜ける影響はなお大きくなるので、上司は困ります。

3.上司、同僚との関係を良好に保つ

有能でもチームワークが出来ない人、上司とぶつかってばかりの人は疎まれます。延長を狙うのであればチームの関係を良好に保ちましょう。ただし、過度に媚びたりサービス残業を沢山する必要はありません。また、上司の上司にあたる人のイメージを上げておくと組織内の意思決定の際にスムーズです。少なくとも悪いイメージは持たれないようにしましょう。

4.上司に事前に契約終了日を伝える、日本政府の資金では延長できないこと伝える

契約終了日の3ヵ月程前になったら上司に契約終了が近づいていること、日本政府の資金では延長できないことを上司に伝えましょう。30分程ミーティングの時間を作ってもらい、こうした説明や自身の今後の希望を話しましょう。上司が日本の資金で延長できると誤解している場合正しく理解してもらえますし、研修員の契約を延長するために動いてくれるかもしれません。

5.お金を取ってくる

上記1-3が整っていても上司に延長分をカバーするお金が無い場合、延長することはできません。もし資金が無いようであれば、自身でドナーからお金を取ってきて、自身の人件費をプロジェクト予算に入れ込むことも作戦の1つです。簡単ではありませんが、お金を取ってくると研修員の実績にもなります。

6.健康に過ごす

基本的なことですが、海外派遣中の1年間は心身ともに健康に過ごしましょう。長期の病欠があったり、メンタルが不安定であったりして担当業務に大きな影響が出てしまうと、上司としては不安要素です。ですので普段は6-7割程度の力で無理をせず、いざというときはフルパワーで業務に当たると良いと思います。休暇もしっかり取って健康管理に努めましょう。

今回の記事は以上です。延長は3ヵ月等の短い期間でも可能です。ただ、延長した後辞めるのは自由ですから、次が決まっていない場合は1年の延長を狙うのが良いと思います。本記事が皆さんの役に立てば幸いです!

 

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