国連で求められる第二外国語は?

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みなさんこんにちは。このブログを読んでいる人の中には今後国連で働いてみたい、という方もいるのではないでしょうか。国連への入り方は残念ながら簡単ではありません。私も大学生のころから憧れを持っていましたが、30代前半にようやく入ることができました。今から振り返ってみると「あの時こうすればよかった」と思うこともあるので、このブログではこれから国連を目指している方の役に立つような情報を発信しています。

今回は国連で使える第二外国語についてまとめたいと思います。国連公用語は英語、フランス語、中国語、アラビア語、スペイン語、ロシア語です。この中で2つ以上の言語に堪能だと応募できる仕事の幅が増えます。英語は必須です。ではもう一言語はどれを身に着けるのが良いのでしょうか?

需要が高い言語はフランス語です。フランス語はアフリカ大陸約30カ国で利用されていますし、世界の支援の動向を見た場合もアフリカが最も支援が集中している地域です。また、国際スタッフが多く必要とされる国は、十分な能力を持つローカルスタッフを集めることが難しい国です。例えば、アジア諸国だとローカルスタッフの能力が高いので、人件費が高い国際スタッフを雇うメリットがあまりありません。国連公用語が使われる地域で考えると、スペイン語は中南米で使えますが、アフリカと比べるとその需要には大きな差があります。中国語、アラビア語、ロシア語の需要も総じて低いです。ですので、第二外国語選びで迷っている場合はフランス語を学ぶのがお勧めです。先ずはDELF B2を目指して勉強してみましょう。B2の資格を持っているとJPO試験やプライマリーコースの選考過程でも有利です。

国連では外国語の習熟度をUnited Nations Language FrameworkでIからIVに分けています。WFPでは最低2つの国連公用語ができることがスタッフになる条件となっており、その他の国連組織でも昇進していく上では言語は重要です。

今回の記事は以上です。言語を学ぶのは大変ですが、国連で生き残っていくことを考えると大切な点と言えるでしょう。どの言語を学ぶか迷った場合はフランス語の需要が最も高いです。本記事が将来国連での勤務を目指す皆さんの役に立てば幸いです!

 

コメント

  1. […] 私は学部時代に所属先の大学の交換留学制度を使ってアメリカに留学しました。日本とアメリカの両方の大学で学士号が取れるダブルディグリー制度だったので5年で両方の大学を卒業しています。大学院(修士)はイギリスで正規留学しました。イギリスを選んだ理由は1年で学位が取れるからです。費用は給付型の奨学金と貸与型の奨学金を組み合わせて賄い、学部時代は現地でアルバイトをして生活費の足しにしました。留学先でのアルバイトは実践的な英語力の自信に繋がるのでおすすめです。卒業時には返済が必要な奨学金が500万円程ありましたが、月4万円程、約10年の期間で返済中です。無利子なのがありがたいです。こう書くと負担が重いようですが(実際大変なのですが笑)この金額を社会人になってから貯めてその後留学しようとすると人生の貴重な時間が流れて行ってしまいますし、旅行に行きたくなったり欲しいものも出てきてしまうと思うので計画通り貯められないかもしれません。自分への先行投資だと考えると借金は良い判断だったと思っています。留学を通して得られた英語力は国連で働く上での基礎力になっています。留学中はかなりの勉強量が求められるので、日本で学部、修士と卒業してもここまで英語力は伸びなかったと思います。唯一後悔しているのは第二外国語でフランス語を選ばなかったことです。当時は国連で需要のある言語を全く知らなかったので、現在学生で語学選びを迷っている方は国連で求められる第二外国語は?の記事を参考にして下さいね。 […]

  2. […] […]

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